Report.02
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生地選び

衣装制作のための生地を探しに、憧れの尾州へ!

現代文化学部国際ファッション文化学科の一大イベントでもある卒業イベント。
今回のテーマは「西遊記」です。
このレポートでは、生地選びから、制作風景、さらには卒業イベント当日の様子までお伝えしていきます♪
第一回目のレポートは「生地選び」です。
世界のブランド品の最高級生地も生産している“尾州産地”と呼ばれる、一宮へ行ってきました♪

例年、卒業イベントに登場する衣装は、衣装制作チームがデザイン画を描き、衣装デザインに合った生地や材料を決めて、縫製作業に入ります。
今年は特別!“尾州産地”一宮で生地探しをさせていただきました。
登場人物のキャラクターや、登場シーンのイメージなど、出来上がりの衣装と舞台を想像しながら生地を選ばなくてはならないので、デザインにぴったりの生地を見つけるのにとても苦労しました。

世界に誇る高級毛織産地の技術に感動

紡績、撚糸、染色、製織、整理加工まで様々な技術が集まる尾州。多くの専門工場や織物の魅力を発信するスポットにご協力いただき、テキスタイルについてのお話しや、糸が生地になるまでの工程、織物がどのようにして普段私たちが使っている生地に加工されていくかなど、製造過程を学びます。また、地域の方々に尾州を案内していただき、生地だけでなく歴史などについての知識も深めました。

テキスタイルマテリアルセンター

日本全国の様々な生地やサンプルが集まる「テキスタイルマテリアルセンター」からスタート!
織機の部品を間近に見ながら布を織る仕組みを説明いただき、その複雑さにみんな興味津々。
東京コレクションにも使用された貴重なサンプルも見ることができました♪

毛織会館

隣接する資料館「毛織会館」には尾州産地も制作に携わった、有名ブランドのコレクションが!
なんと、試着までしちゃいました♪気分が上がります☆

さらに、ここでは種類豊富な生地の販売もしています。
私たちも衣装制作用に必死になって吟味しました。

Re-TAiL

1933年築のレトロなビルが可愛らしいRe-TAiLでは、制作に使う生地や糸をたくさん購入♪ クリエイティブなショップやアトリエ、展示もたくさんで刺激的なスポットでした☆

尾州の工場に大潜入!!

実際にそれぞれの専門工場の中に潜入!
生地がどんな風に仕上がっていくのかを学ぶ貴重な体験です♪

中伝毛織株式会社

毛織物・化合繊維物・ニット服地を製造・販売するテキスタイルメーカー「中伝毛織株式会社」さんへ!
工場の中は、見たことのない織物の機械がたくさん!
「織物が完成するまでにこんなにたくさんの工程があるんだ!」と驚きの声もあがりました。

工場見学のあとは生地選び!
教えていただいた織布過程を思い出し、生地に対して真剣に向き合いました。
チームごとに話し合いを重ね、慎重に生地を選びます。

中隆毛織株式会社

次に向かったのはニット生地が豊富な「中隆毛織株式会社」さん。
部屋いっぱいに生地が並んでいたため、はしごを使わないと届かないところも…(笑)。
生地選びの時間は、まるで冒険をしているようでした♪

宮田毛織工業株式会社

最後に訪れたのは「宮田毛織工業株式会社」さん。
ニット生地の製造だけでなく、プリント加工も行っているため、珍しいデザインの生地を目にすることも♪
素敵な生地がいっぱいで、思わず目移り(笑)。

株式会社ソトー

織物メーカーのほか、染色整理加工企業の「株式会社ソトー」さんにも訪れました。
工場では、織り上がった織物を衣類に使える素材にするため、汚れを落としたり表面を整えたり、さまざまな加工が施されています。
大きな機械とたくさんの工程に、みんな驚きの連続でした。

いよいよ、衣装制作へ!

普段なかなか見ることのできない生産現場は、
授業だけでは学べない新しい発見がたくさんありました。

次は、いよいよこだわりが詰まった「尾州生地」での衣装制作!
次回のレポートもお楽しみに♪

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